制御システム科

◆概要

 自動車や食品等の製造業界では、製造工程の自動化が進んでいます。これを技術的に支えるのが自動制御の技術です。制御システム科では電気回路の配線から始まり、機械加工、プログラミング、制御機器の操作やメンテナンスまでを総合的に学習します。

【POINT①】企業と同じ設備機器で実習ができる
 工場の自動生産ラインで使用されているシーケンサや産業用ロボットを用いて実習を行います。2年間で実践的な技術を身に付けることができます。

【POINT②】“ものづくり”を総合的に学ぶ
 自動化装置の開発・設計から製造、オペレーション、メンテナンスまでできる技能を身に付けるため、実習を通じて総合力を高めます。このため、幅広い分野への就職が可能になります。

 

◆目標資格

・技能検定2級(シーケンス制御)
・技能検定3級(シーケンス制御)
・第二種電気工事士
・品質管理検定
【無料】技能講習(フォークリフト運転・玉掛け)
【無料】特別教育(アーク溶接・クレーン運転・低圧電気・産業用ロボット)
【無料】技能士補

 

◆実習内容

①電気配線実習

 安全で正確な電気回路の製作、計器を使用した故障診断を通して電気配線の技術を学びます。

 

②電子回路実習

 様々な電子部品の知識を学ぶとともに、電子回路の基本から応用までを学びます。

 

③機械実習

 各種工作機械を使った部品加工の基本や、機械設計の基本を学びます。

 

④プログラム実習

 ものを動かすための様々なプログラミングを学びます。

 

⑤ロボット実習

 工場の自動化の中核を成すロボットを自由自在に動かすことができる技術を学びます。

 

⑥制御実習

 自動生産ラインを模した実習装置で、工場の自動化技術を学びます。

 

◆主な就職先

・宇都宮精機㈱
・エバラ食品工業㈱
・栃木カネカ㈱
・神和アルミ工業㈱
・ジヤトコ㈱
・水ing㈱
・㈱大日光・エンジニアリング
・東光高岳㈱
・東都工業㈱
・㈱栃木ニコンプレシジョン
・日産自動車㈱
・ボッシュ㈱
・マ・マーマカロニ㈱
・丸永製菓㈱
・ムラテックCCS㈱

 

◆在校生の声

鈴木幹治さん(矢板高校出身)

 製造業では近年、産業用ロボットの導入により「自動化」が進んでいます。また、人とロボットが共に働く現場もこれから増えていきます。
 その現場で活躍できる人材になりたいと思い「制御システム科」に入りました。「ロボット」を動かすにはプログラムが必要です。また、機械の構造や電気配線について知る必要があります。本校では実習環境が整っており、手を動かしながら、これらについて楽しく学べます。また、少人数制で丁寧に教えてくれるので、専門知識がなくても学びやすい環境です。

 

牧野陸哉さん(作新学院高校出身)

 この学校に入って工具の使い方やプログラムの書き方など、働く際に必要となる基本が身に付きました。
 少人数制のため、僕たち一人一人をしっかりと見てくれます。また、設備が充実し、学習環境が整っているところもいいと思います。

 

芳賀紀心さん(矢板中央高校出身)

 今までの中学校や高校と比べて1クラスの人数が少ないので、先生に質問をしやすい環境だと感じています。
 授業や実習で分からないところがあっても、空き時間などに先生に質問するとできるようにまで丁寧に教えてくれるため、分からないまま終わることがないので安心です。