金属加工科

◆概要

 建設業や自動車産業などモノづくり産業では欠くことができない金属加工。図面を読み、金属の板や形鋼から製品を造り上げる手法を学びます。「溶接」「板金」「プレス加工」「塗装」などの、知識・技能を幅広く習得し、様々な生産部門で活躍できる人材を育成します。

【POINT①】幅広い分野で活躍
 金属を接合する「溶接」、成型する「板金」、美観を与える「塗装」は、鉄骨建築物、金属製品には欠かせない技術です。幅広い技術を身につける事で、就職先の選択肢が広がります。

【POINT②】溶接を深く学べる
 各種資格取得や栃木県溶接競技大会への参加を通して、溶接技能を深く学びます。また、本校は大会8連覇を達成する等、県内トップクラスの溶接指導の実績があります。

 

◆目標資格

・ボイラー溶接士(普通)
・技能検定2級(構造物鉄工、曲げ板金)
・溶接適格性証明書(アーク溶接・半自動・ステンレス鋼・アルミニウム)
【無料】技能講習(ガス溶接・フォークリフト運転・玉掛け)
【無料】特別教育(アーク溶接・クレーン運転・研削砥石取り替え・低圧電気・動力プレス・粉じん作業)

【無料】安全衛生教育(有機溶剤・振動工具)
【無料】技能士補

 

◆実習内容

①溶接実習

 TIG溶接機、半自動溶接機等を用いて、スチール、ステンレス鋼、アルミニウム等の溶接を学びます。

 

②自動車板金実習

 ハンマ、デントール、ガス溶接等の工具を用いて、自動車の凹凸を修理する手法を学びます。

 

③レーザー加工実習

 CAD/CAMで図面や加工プログラムを作成し、レーザー加工機で加工します。

 

④構造物製作実習

 技能検定(構造物鉄工)の課題製作を通じて、建築鉄骨等の鋼構造物を製作するための手法を学びます。

 

⑤塗装実習

 自動車塗装ブースにて、スプレーガンを用いた塗装を学びます。

 

⑥総合演習

 2年間の集大成として、テーマを持って課題製作に取り組みます。

 

◆主な就職先

・川田工業㈱

・㈱三翠社

・新明和工業㈱

・日立建機㈱

・日立プラントメカニクス㈱

・森松工業㈱

 

◆在校生の声

大金芳補さん(馬頭高校出身)

 世の中の様々な製品には、溶接の技術が使われていて、金属加工科で学ぶことは将来絶対役に立つと思い入校しました。

 2年間で溶接、板金、塗装等幅広く技術を学びました。自分で考えたものが実際に形になるのはとても楽しいです。

 普通科出身で金属加工に関する知識が無く不安でしたが、先生がレベルに合わせて丁寧に指導してくれるので、基礎から実践的な技術まで、自然と身に付けることができました。皆さんもぜひ金属加工を学びましょう!

 

 江連陸人さん(烏山高校出身)

 普段日常で見かける金属製品がどのように作られられているのか金属加工を学ぶうちに理解することができました。想像力があればどんなものでも作れるのが金属加工科の魅力です!

 

 押野雅さん(上三川高校)

 普通科出身で工業系の知識がない状態でも一から丁寧に教えていただき様々なことを習得することができました。最新のレーザー加工機でいろんなものを作ってみたいです。