電気工事科

◆概要

 当科は工具の使い方から始まり、ケーブル工事、金属管工事、家屋を使っての実習と少しずつステップアップしながら電気を学び、修了後に国家資格の第二種工事士免状を取得できる「電気の教習所」といった役割があります。新築、改築、電気設備メンテナンスなど幅広い場面で活躍できる人材を育成します。

 【POINT①】国家資格に強い
 第二種電気工事士は、認定養成施設のため、修了後申請で取得可能。また、電気工事施工管理技士も、認定を受けているため、2級受験に必要な実務経験が、1年から4か月に短縮します。

【POINT②】実践的な実習
 実習場内に家屋があり、壁内のケーブル配線、照明・スイッチ・コンセント・分電盤の設置等のリアルな電気工事ができ、就職に向けての自信になります。

 

◆取得資格
・第二種電気工事士(経済産業省認定の養成施設のため、修了後申請で取得)

◆目標資格
・第一種電気工事士
・2級電気工事施工管理技士(修了後実務経験短縮)
【無料】特別教育(低圧電気・フルハーネス・足場の組立て)
【無料】技能士補

 

◆実習内容

①電気製図

電気配線する上で必要となる電気図面の書き方や読み方を習得します。

 

②電気工事実習

「ケーブル」「金属管」「合成樹脂管」等の施工技術を習得し、照明やコンセントへの配線を行います。

 

③ネットワーク配線実習

LANケーブルの配線を行い、各部屋にネットワークが繋がる環境を構築します。

 

④シーケンス制御実習

電気設備メンテナンスに必要になるシーケンス制御の基本を、回路を作成しながら学びます。

 

⑤電気計測実習

竣工検査やメンテナンス時に必要な、測定器の使い方や電圧等の測定法を習得します。

 

⑥家屋配線工事実習

実際の家屋を使い、電気の引き込み、ブレーカの接地、各部屋の照明・スイッチ・コンセントの設置等を学ぶことができます。

 

  ◆主な就職先
・(有)上原電設
・Mテクノ(株)
・(有)亀井電設
・向陽電気工業(株)
・関電設工業(株)
・(株)大向電設
・東栄電設(株)
・間島電設(株)
・(株)松本商会
・大和電気工事(株)
・(株)ユニテク
・(株)ライトニングFAT

 

◆在校生の声

 榊原 良さん(那須清峰高校出身)

 私は、高校でも電気について学びましたが、専門的な知識や経験をもっと身に付けたいと思い入校しました。また1年という短い期間なのに、第一種電気工事士や施工管理などの資格を取得することができ、実習場などの設備環境が整っているので、残りの学生生活を頑張りたいです。

 

佐藤 夢紀さん(文星芸術大学付属高校出身)

 普通科出身なのではじめはとても不安でしたが、少人数制で基礎から学べるので、今では毎日が楽しいです。また電気工事科は1年間だけで卒業できるので、とても魅力的に思います。

 

木内 康太朗さん(宇都宮北高校出身)

 早く資格取得して就職したかったため、1年で卒業できて、役立つ資格を複数とれるこの科を選びました。クラスが少人数なので、先生が各々のレベルにあった指導をしてくださり、安心して授業を受けることができています。部活や土日の登校もないため、余った時間を勉強や遊び、アルバイトなど自由に過ごせるので、楽しく充実した1年にできます。