県央校ブログ

2013年12月の記事一覧

機器のメンテナンスも大切な仕事です

建築設備の仕事には、配管の接続や設備機器の取り付けの他にも、大切な仕事があります。それは「メンテナンスです!」

↑計器を読み取り、正しく運転されているかチェック

設備機器が性能をずっと発揮するように、ときには親のようにかわいがり、ときには医者のように診断・修理をし、メンテナンスします。建築設備科では、たくさんの機器をいじりながら、メンテナンス技術を学びます。

↑水冷式冷却塔を洗浄中。キレイになってね絵文字:ハート

通過人数自動カウント!「Admission Counter」制作

先月、とある施設から制御システム科に「入場者を自動で数える装置を作ってもらいたい」との相談を受けました。センサの取り扱いは制御システム科の十八番絵文字:重要さらに訓練にもなる、ということで指導員と訓練生が力を合わせて制作を開始しました絵文字:急ぎ


↑まずは回路の作成。ここで製品の性能の大部分が決まる!


↑制作した回路を基板に起こします。


↑やっとのことで試作機1号完成!

・・・ここまでは順調でしたが、問題が発生絵文字:絶望動作実験をしたところ、1日の通過人数がなんと1万人絵文字:重要大盛況です絵文字:泣く
もちろん、本当に人が通過したわけではありません。制作したカウンターは赤外線を利用しているのですが、太陽の光がセンサの邪魔をしたのです絵文字:晴れ


↑他にもさまざまな問題を解決し、ついに完成した「Admission Counter」!ケースも、もちろん手作りです絵文字:ひらめき
先日、我が子を送り出すような気持ちで納品してきました絵文字:笑顔

今回は赤外線センサを使いましたが、私たちの生活の中には普段気付かないところで、たくさんのセンサが活躍しているのです。


↑苦労すればするほど完成の喜びが大きい絵文字:笑顔

とちぎマイスターに学ぶ!

 機械技術科では、12月13日に「とちぎマイスター技能セミナー」を開始しました。このセミナーは、熟練した技能を有するとちぎマイスターの方から直接指導していただくものです。

 下の写真は、マイスターの和田先生からねじの有効径の測定法について教わっているところです。和田先生は栃木が誇る日本一の測定具メーカー、株式会社ミツトヨのOBの先生です。
 測定具のことは、測定具のメーカーの人に聞くのが一番!



 普段の作業で使用しているマイクロメーターやノギスについても、測定器の当て方や目の位置など細かな点についても教えていただきました。


 
 

 1/1000mmといった寸法精度が求められるものづくりの世界では、このような測定器が欠かせません。
 機械技術科ではそのような、様々な種類の測定器の正しい使い使用方法を学びます。

「見て」「聞いて」「触れて」学ぶ空調設備

建築設備科1年生が「東京」の新宿地域冷暖房センターダイキンソリューションプラザへ見学に行きました。



世界最大級の冷凍能力を誇る「新宿地域冷暖房センター」は新宿中心部(都庁含む)の冷暖房を一手に担っており、学生たちはコージェネレーション、高効率、省エネルギー技術について理解を深め、普段の生活では絶対に見ることのない超大型の復水タービン・ターボ冷凍機や地域配管の大きさにビックリ仰天!


↑実物大の地域配管サイズです

「ダイキンソリューションプラザ」では、エアコンの分解や最新の空調機器を「見て」「触れて」体験をしてきました。メーカーのショールームでもあるため、最新機器が住宅に設置されており、学生たちは「自分が将来する仕事」や「こんな家に住みたい!!」と夢を膨らませていました。

ダンパ整備作業!

自動車の乗り心地やサーキットの走行性能を大きく左右するダンパ(ショックアブソーバ)。このセッティングなどの整備を自動車整備科2年生の授業で行いました。


講師は(株)エンドレスプロジェクトからお越しいただいた村田 信博先生。
学生たちは専門的な作業に苦戦しつつも、いつにもまして真剣な表情です。

最後は自分の手がけたショックをもっての記念撮影