県央校ブログ
【技能五輪全国大会】結果報告
第61回技能五輪全国大会の結果報告会がありました。
技能五輪全国大会とは、国内の青年技術者(23歳以下)が技能レベルの日本一を競い合う大会です。今年度は愛知県国際展示場で開催され、全41職種の競技に1010名が参加しました。
報告会の様子
本校からは「メカトロニクス職種」に制御システム科から牧野陸哉さんと卯月見拓さんが、「配管職種」に建築設備科から大塚麻斗さん、神山智羽さん、山崎海都さんが出場しました。
競技選手
競技の様子(メカトロニクス職種)
競技の様子( 配管職種)
大会に出場した選手の皆さんは、これまでの練習の成果を発揮し、全力を出し切りました。
惜しくも入賞は逃しましたが、企業や他校の全国レベルの選手と競い合う、貴重な経験となりました。
【木造建築科】上棟式を行いました。
実習で製作している木造模擬家屋が無事に上棟しました。約2か月半の期間をかけて、2年生が木材に墨を付け、加工し、力を合わせて建てました。思うように部材と部材が組み立てられないこともありましたが、一つ一つ着実に調整し、見事に棟が上がると大きな達成感と感動があります。式では、安全に棟を上げたことに感謝し、完成までの作業の安全を願いました。式の最後には餅と菓子をまいて、厄災を払いました。
【ITエンジニア科】とちぎ職業人材カレッジ
11月30日木曜日、本校情報ネットワーク科(現在のITエンジニア科)を卒業し、技能五輪国際大会「情報ネットワーク施工」において金メダルを獲得された、エクシオグループ㈱の海老原徹氏にお越しいただき、「とちぎ職業人材カレッジ」を開催しました。
技能五輪国際大会についてのお話をいただいた後、競技の一部であるLANケーブル作製のご指導及びデモンストレーションがありました。
LANケーブル作製では、早い学生でも3分以上かかったものを、海老原氏は30秒ほどで完成させており、興奮と驚きの声が挙がっていました。
世界チャンピオンのお話や実演に学生も興味津々。とても貴重な経験となりました。
技能五輪国際大会についてのお話を頂いている様子です。
ご指導いただき、LANケーブル作製に取り組んでいます。
世界チャンピオンのデモンストレーションに皆さん釘付けでした。
【電気工事科】とちぎ職業人材カレッジ特別授業を実施しました。
【電気工事科】とちぎ職業人材カレッジ特別授業を実施しました。
令和5(2023)年11月17日(金)、長谷川工業株式会社様を講師に迎えて、足場(ローリングタワー・脚立・作業台・はしご)についての講話を実施しました。前日に授業で特別教育(足場)を実施したところですが、特別教育では得られない知識を習得できました。講話では、足場の正しい使用について学びました。墜落・転落事故など災害に見舞われないことが一番ですが、もしものために備えることが大切だということを学びました。当たり前ですが、取扱説明書を読むことの大切さを改めて認識しました。
図1.足場の安全について
写真2.脚立の昇降部の適正角度
ITリテラシー講話
今年度も、近年のデジタル化に関する知識を身に付け、ITに関心を持ってもらう機会を設けるため、9月に基礎編、11月に実践編の「ITリテラシー講話」を実施しました。
基礎編では、ソフトウェア開発を専門とする外部講師の方から、スマートフォンをはじめとしたデジタル機器の通信方法やAI(人工知能)についてお話をいただき、普段よく使っている通信機器にも、意外と知らない事実が多く、大変勉強になりました。
実践編では、東京冷機工業㈱様から、業務のデジタル化についてとスマートグラスを用いた体験をさせていただきました。
設備の設計・施工・メンテナンスでも広くIT技術が用いられていることを知り、学生も興味を持って聴いていました。
基礎編(左)と実践編(右)の講話の様子です。
以下、スマートグラス体験の様子です。スマートグラスにより、現場の作業者が会社など別な場所にいる上司と視点を共有でき、即座にアドバイスを受けることができます。経験のない、エアコンの管理作業でしたが、スマートグラスを通して教えていただくことで、スムーズに作業を行うことができました。
エアコンのフィルタ確認をしています。ヘルメットにカメラなどがついており、別の場所にいる上司と視点を共有しています。
室外機の風量測定です。スマートグラスを通して、遠隔で送られてきたデータ等を見ることもできます。